こんにちは、看護師歴30年のさくらです。
入院を控えたご家族やご本人から、「病院に持って行く靴って、どんなものがいいですか?」とよくご相談をいただきます。
かつては「スリッパを持ってきてください」が当たり前の時代もありましたが、今は事情が変わってきています。
スリッパやサンダル、クロックスは転倒のリスクが高く、病院によっては使用を控えるよう案内されることも少なくありません。
「でも、ベッドからトイレに行くたびに靴を履くのは面倒…」と感じる方も多いでしょう。
しかし、入院中は病気や手術の影響で筋力が低下し、普段より転びやすくなります。
実際、一般社団法人 日本病院会「QIプロジェクト」のデータによると、施設によって数値は異なりますが、65歳以上の入院患者における転倒・転落発生率は全国平均で約3%。
※「QIプロジェクト」とは、全国の病院で医療の質を測定・評価し改善につなげる取り組みで、転倒・転落など患者安全に関わる指標も含まれています。
数字だけ見ると少ないように思えますが、実際に起きれば骨折など長期入院につながることも少なくありません。
安全に過ごすためには、履きやすく、安定感のある靴選びがとても重要です。

この記事では、私自身が現場で感じた体験をもとに、歩行の安定性と履きやすさを両立させた「快歩主義」という靴についてご紹介します。
私自身も、祖母に**日常生活を安全に過ごして欲しい**という願いで「快歩主義」を贈ったことがあります。
もう祖母は他界しましたが、当時は履き心地の良さと安心感から、とても喜んでくれたのを今でも覚えています。
入院中だけでなく、日常生活でも安心して使える一足を探している方に、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
● 詳しくは 日本病院会 QIプロジェクト公式サイト をご覧ください。https://qi.hospital.or.jp/qiproject/
スリッパ・サンダルが安全でない理由
入院時にスリッパ・サンダルの持参をお断りする病院が増えているのは、主に転倒を予防するためです。
理由としては
- 脱げやすい:スリッパはかかとが覆われていないため、歩くときに足から外れやすい
- 滑りやすい:底に滑り止めがないことが多く、病院の床との相性が悪く滑りやすい
- 歩行姿勢が不安定になる:脱げないようにすり足で歩くため、バランスを崩しやすい
- 足が固定されない:サンダルやクロックスは、かかとを固定せずに履くことが多く、安定性に欠ける
入院中は、病気や手術の影響で筋力が低下し、体が普段より不安定になっています。
そのため、日常とは異なる病院の環境では転倒のリスクが高まり、転んで骨折するなどの大きなケガにつながり、入院期間が延びることもあります。
転倒・転落の起こりやすい場所や状況

入院中の転倒リスクが高くなる主な要因は次のとおりです。
- 身体機能の低下:病気や手術の影響で安静時間が長くなり、筋力やバランス能力が落ちやすい
- 薬物の影響:睡眠薬や鎮痛剤などにより、ふらつき・めまい・注意力の低下が起こることがある
- 慣れない環境:普段と異なる病院の環境(ベッド・トイレ・照明・床材)に慣れていないため、動作時に戸惑いやすい
- 認知機能の低下:認知症などで危険を判断しにくくなり、思わぬ行動につながる場合がある
こうした理由から、多くの病院ではスリッパやサンダル類の持ち込みを禁止し、安全性の高い靴の使用を推奨しています。
高齢者の転倒予防に!安全で歩きやすい靴の選び方
入院中や日常生活を安全に過ごすための靴の条件は、以下の通りです。
- 靴底:滑りにくい素材が加工されているもの
- かかと:安定感があり、ある程度の高さとかかと全体を支える形状のもの
- つま先:少し上がっていて、つまずきを防止できるもの
- 軽量性:軽くて足に負担が少ないもの
- フィット感:足のサイズに合った靴を選び、足幅や甲の高さも考慮されているもの
- 脱ぎ履きのしやすさ:ファスナーやマジックテープで調節でき、しっかり固定されるもの
- 衛生的:撥水・抗菌・防臭加工があり、手洗い可能なもの
正しい靴選びは、入院や日常生活を安全に送るための第一歩です。
我が家の実例
わが家の玄関には、直ぐに履ける靴としてサンダルが常に置かれていました。
祖母が80代後半のある日、来客を迎えようと慌ててサンダルを履き、そのままバランスを崩して転倒。
手をついて骨折してしまったのです。
高齢者の転倒による骨折は珍しいことではなく、場合によっては入院や長期療養につながります。
幸い、祖母はギプス固定と家族のサポートにより入院せずに在宅で回復できましたが、この経験が靴選びを見直すきっかけとなりました。
その後、祖母の希望で「安全でおしゃれな靴」を探し、今回おすすめする 快歩主義 に出会いました。
履き心地と安定感の良さ、小さな飾りが付いていて見た目もおしゃれなので、祖母も大変喜んでくれたのを覚えています。
転倒予防におすすめ!「快歩主義」シューズの特長
快適な歩行と転倒予防をサポートする「快歩主義」シューズ。
日本製の信頼性と、歩きやすさ・履きやすさを追求した快適シューズです。
特長を一緒に見ていきましょう。
- 歩行をスムーズにする設計:体重移動をコントロールして歩行をサポートしてくれる。膝への負担が少ない。
- 転倒予防:つま先は20mm、かかとは12mm巻き上げ、つまずきを防止します。着地や蹴り出しが自然に行えるため、外出時も安心です。
- 履きやすく、脱ぎやすい:大きく開く面ファスナー(マジックテープ)仕様で、足が浮腫んだときやサポートが必要な方も簡単に着脱可能。サポートするご家族にも優しい設計です。
- 軽量で足にやさしい素材:靴底に水に浮くほど軽いエクスパンセル配合ラバーを使用。長時間歩いても疲れにくく、足全体の負担を減らします。
- 幅広設計で快適フィット:靴幅5Eサイズもあり、甲高・幅広の方や浮腫みやすい足にもフィットします。
- 衛生的に使える:抗菌・防臭加工済みで、清潔感をキープ。丸洗いもできるので、お手入れが簡単です。
※エクスパンセル配合ラバーは、軽量でクッション性の高い特殊なゴム素材です

※イラストはイメージです

※イラストはイメージです
快歩主義口コミ
気になる口コミを見ていきましょう。
- カラー展開が豊富で、おしゃれを楽しみたい方にも人気。
- 軽くて安定感があり、入院中や外出時も安心して履ける。
- 面ファスナー仕様で、足を入れやすく履かせやすいため、高齢の方や家族のサポートにも便利。
- デイサービスなどに通う親御さんへのプレゼントとして喜ばれている。
- 耐久性が高く、長く使える。
- 履きやすく、リピート購入する人も多い。
- 男性用もシンプルでおしゃれなデザインがあり、介護靴に見えない。
- 足のむくみにも対応でき、マジックテープでサイズ調整可能。
●気になる点(デメリット)
• 価格がやや高め。介護靴としては高価な部類に入る。
• 店舗によって価格差があるが、Amazonや楽天では比較的安く購入できる場合もある。
健康維持は”歩くこと”から
年齢を重ねると、どうしても筋力や体力は少しずつ落ちていきます。
入院や家で過ごす時間が長くなると、さらに筋力の衰えや物忘れが進みやすくなります。
だからこそ、日常の中に「歩く時間」を取り入れることが大切です。
特別な準備は必要ありません。まずは近所を10分歩くことから始めてみましょう。
持病がある方は、無理をせず、医師に相談してから始めると安心です。
また、季節に応じた工夫も大切です。
たとえば真夏日は熱中症を避けるために、早朝や夕方の涼しい時間帯に歩くのがおすすめです。
逆に真冬は路面の凍結や寒さに注意して、日中の暖かい時間帯を選ぶと安全です。
無理のない範囲で、季節に合わせた散歩の時間帯を工夫してみましょう。
- 足腰も体幹も鍛えられる:歩くときには足腰だけでなく腕や体幹も動かすため、全身の筋力や持久力アップにつながります。
- 心肺機能が元気になる:有酸素運動で心肺機能が強くなる。血流が良くなり、血圧のコントロールにも役立ちます。
- 生活習慣病も予防できる:適度な運動は、成人病予防や血糖コントロールにも役立ちます。
- 骨を強く保つ:歩行による刺激が骨密度の低下を防ぎ、骨粗しょう症予防になります。
- 脳もいきいき:血流が良くなることで脳の働きが活発になり、認知症予防にも期待できます。
- 気分もリフレッシュ:外の空気や景色、人とのちょっとした会話が気分転換になり、ストレス解消にも。
- 転倒予防に効果的:筋力やバランス感覚が鍛えられ、安心して自立した生活を続けられます。
まずは小さな一歩から。
「今日は少し遠回りして帰ってみよう」そんな気持ちで歩き出せば、体も心もきっと軽くなります。

まとめ
入院中や日常生活において、靴選びは転倒予防に欠かせない大切なポイントです。
高齢の方は体力低下や薬の副作用、認知機能の低下などにより転倒リスクが高まります。
特に入院中は環境の変化も加わり、実際に骨折につながるケースも少なくありません。
日本病院会「QIプロジェクト」のデータによると、入院中の65歳以上の高齢者における転倒発生率は平均約3%とされています。
靴底が安定していて履きやすい靴を選ぶことが、転倒を未然に防ぐ大きな力になります。
例えば「快歩主義」は、軽くて安定感があり、高齢の方でも簡単に履けるように工夫されており、安心して日常生活を送るための強い味方となります。
大切なご両親が安心して歩き、転倒を防ぐためにも、靴選びから健康を支える習慣を始めましょう。
あわせて、日々の散歩習慣を取り入れることで筋力維持にもつながります。
安全な靴とともに、これからも元気に歩み続けましょう。
▼ 気になる方は、Amazon・楽天・Yahoo!で詳細をチェックしてみてくださいね。
次回予告
● 次回は**50代からの健康診断**について。
「親も大切、でも私自身も大切にしたい。」
そんな思いから、私が健診を欠かさない理由をお伝えします。
子育ても一段落して、これから「私の第2の人生」を歩み始める方も多いと思います。
その一歩を安心して進めるために、健康を守る健康診断の大切さと実体験を交えてお話しします。
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