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こんにちは、看護師歴30年のさくらです。
今日は、先日相談室に来られた高齢のご夫婦のお話をシェアしますね。

お二人で穏やかに暮らされていたご夫婦。
奥さまは要介護1の認定を受けていましたが、「高齢者が集まる場所は苦手で…」という理由から、介護サービスは利用されていませんでした。
そんななか、ご主人が入院することに。
それを機に、今後の生活に不安を感じて相談に来られたのです。
退院後も、安心してご夫婦が暮らし続けるためにはどうすればよいか。
私は看護師としての立場から、介護サービスの選択肢や、無理のない生活の整え方をご提案しました。
介護サービス=デイサービス、と思われがちですが、実際には「訪問介護」「訪問リハビリ」など、ご自宅での暮らしを支えるサービスがたくさんあります。
そしてもう一つ。
介護に直面したとき、毎日の“食事作り”が大きな負担になることも。
配食支援は原則として介護保険の給付対象外であり、各自治体や民間のサービスを活用する必要があります。
私自身も、忙しい日々のなかで健康を意識し、「ウェルネスダイニング」のような宅配食を利用した経験があります。
今回はその体験も交えながら、「介護サービスを無理なく活用するポイント」と「食事面でのサポート」についてお話しします。
安心・安全に日常生活を送るためにも、介護サービスの利用・便利な宅配食の活用を、ぜひ検討してみてくださいね。
病院で出会った高齢ご夫婦の実例

83歳 基礎疾患に糖尿病・前立腺がんで今回手術のため入院。

81歳 心臓のご病気で車椅子生活。
要介護1 サービス利用なし。
妻は室内では何とか歩けますが、心臓の病気で車椅子生活。
息子さんは3人いらっしゃいますが、皆さんお仕事などで忙しく、なかなかご夫婦の暮らしを支えきれないのが現状です。
妻は「要介護1」と認定されていますが、妻が通所デイサービス等の集団でのサービスを嫌がり、サービス利用はまったくない状況でした。
病院での面談 介護の不安と向き合う夫婦のリアル
入院予定のAさんと要介護1の妻が車椅子で入院の手続きに来られる。

来週月曜日から手術入院ですね。

そうなんだよ、色々検査してもらったら、手術ができる癌でね。
月曜日から入院なんだ…
ばあさんのことがあるから、早く退院したい。

私は大丈夫だって、自分のことは自分でやる。

車椅子を利用されていますが、どこかご病気ですか?

心臓の病気でね。
でも普段のことは全部夫がしてくれている。
家事や買い物も全部。

食事はなかなか作れなくて、スーパーのお素材で済ませている。
いつも、「こんな辛いお弁当を買ってきて!」とばあさんに叱られているよ。
(ご夫婦の仲睦まじい様子が伝わってきました)

ご主人が入院中、ショートステイをご利用するとよいのですが…

「要介護1」だけど、デイサービスとか行きたくない!
だから、介護サービスは一切受けていないの。

息子さんは?

それぞれ仕事で忙しいし、迷惑はかけたくないんだよ。
入院もしたくないし……. 困ったよ。
(面談中、何度もため息をつかれていました)
妻のご病気をきっかけに介護申請を済ませて、介護認定は認められています。
ですが、その後、居宅介護支援事業所に相談にいかず、高齢ご夫婦で支えあって暮らしている。
「こんなふうに、ご夫婦で支え合いながらも不安を抱えている方は少なくありません。」
面談時に、介護サービスには「自宅での家事や介護の手助けをしてくれる訪問介護」があり、さらに介護保険の対象外ですが「宅配の配食サービス」など、日常生活を支える民間サービスもあることをお伝えしました。
あわせて、こうしたサービスの利用について相談できる場所として、 自宅近くの居宅介護支援事業所への相談もおすすめしました。
※補足
「ショートステイ(短期入所生活介護)」は数日間だけでなく、必要に応じて数週間の利用もできるサービスです。介護度(要支援・要介護)や施設の種類によって、利用できる内容や日数が異なります。具体的な利用方法は担当のケアマネジャーに相談してみてくださいね。
看護師経験からお伝えしたいこと
今回のケースのように、老々介護のご家庭はとても多いです。
- 夫婦のうち、どちらかが支援できる状態だからサービスを受けていない
- ご家族がご両親は「まだ大丈夫」と思っている
- 介護保険の申請から、サービスまでの手続きがよくわからない
- 介護保険の手続きが分からない
- 他人が家に入ることに抵抗がある
- お金の負担を心配している
などが考えられます。
でも実際には、介護保険サービスを使うことで、こんなメリットもあるんです。
**「費用を抑えながら、必要な専門的な介護サービスを受けられ、介護する家族の負担を減らすことができます」**
何より、自宅で過ごしたい方には、住み慣れた場所でサービスを受けながらご本人も家族も安心して日常生活を送ることができますね。
「いざというときに慌てないためにも、介護サービスを利用しておきましょう。」
●介護保険・サービスについて詳しく知りたい方は下記参照してくださいね。
▶**【初心者でも安心!】介護サービスの種類と選び方①**

▶**【初心者でも安心!】介護サービスの種類と選び方②**

▶**【初心者でも安心!】介護サービスの種類と選び方③**

「宅配食サービスの活用」
介護サービスだけでは補いきれない「毎日の食事」、負担を軽くする方法として、宅配食サービスを活用するご家庭が増えています。
ここからは、実際の利用例や私自身の感想も交えてご紹介しますね。
宅配食サービスの活用で食事の負担を軽く
特に買い物・毎日の食事づくりは、大きな負担になりがちです。
ご病気があり、食事制限がある場合は更に食事づくりが負担となります。
最近では、塩分制限・カロリー制限・タンパク質制限等に配慮した宅配食があります。
私の職場でも「温めるだけで食べられて助かるわ」と喜ばれている方がいました。
忙しい私自身も試しに頼んでみたところ、味も美味しくて時間のない日にはとても便利でした。
ご家庭に合わせて、いくつかのサービスを比べてみるのも良いと思います。
宅配食、ウェルネスダイニングを試してみた感想
私が最近、実際に利用してみて「これなら忙しいご家族にも役立つ」と感じたのが ウェルネスダイニング です。
管理栄養士さんが献立を考えてくださっていて、塩分制限(2.0g以下)・糖質カロリー制限たんぱく質制限 など、体調や病気に合わせたコースを選べるのが特徴。
制限があっても、美味しく食べられる工夫がたくさんあります。
私自身も「栄養バランス気配り宅配食」塩分2.5g以下を頼んでみました。
▼「実際に届いたときはこんな感じで梱包されています。」

▼「今回注文した7種類のお弁当がこちらです。」

▼「成分表示や調理方法もパッケージにしっかり書かれています。」

▼「温めてそのまま食べられるのでとても便利。見た目も美味しそう!」
塩分2.5g以下とは思えないしっかりした味付けです。

ウェルネスダイニングを利用するメリット
●メリットをまとめるとこんな感じです
- 日持ちがするので冷凍庫にストックできる
- 温めるだけで手軽に食べられる
- 塩分(2.5g以下)でも味がしっかりしていて美味しい
- メニューは90種類、飽きずに食べれる
- 通話料無料のフリーダイアルがあり、管理栄養士さんと相談ができる
- パソコンやスマートフォンが苦手でも、電話一本で気軽に相談・注文ができるので
ご高齢の方も安心
気になる点
●気になる点もお伝えしておきますね。
ウェルネスダイニングでは、残念ながら特定のアレルギーへの個別対応はできません。
毎回のメニュー内容もおまかせになるため、アレルギーをお持ちの方は事前にお問い合わせをしたり、原材料表示を必ず確認することをおすすめします。
こんな人におすすめ
- 毎日の買い物・食事づくりが負担になっている方
- ご両親や家族の健康を気遣いたい方
- 塩分・カロリーなど制限食を探している方
- 忙しくて料理の時間がとれない方
毎日の食事づくりは大きな負担になりがちです。
もし「食事だけでも誰かに助けてもらいたいな」と思ったときは、こんな宅配食サービスを検討してみてもいいかもしれません。
忙しい日々のごはん作りを助けてくれる選択肢のひとつとして、ぜひ検討してみてくださいね。
●ウェルネスダイニング公式サイトはこちら


まとめ
介護サービスや宅配食を上手に取り入れることで、ご家族の負担を減らし、安心した在宅生活を続けることができます。
ご本人の状態やご家庭の事情に合った支援を活用することで、介護する側・される側の双方にとって、心身の負担を軽減できるからです。
たとえば、今回のように「要介護1」の認定を受けた方でも、訪問介護や宅配食などを組み合わせることで、無理なく在宅生活を支えることができます。介護保険で補えない日々の食事には、宅配食サービスを利用するのも一つの方法です。
親御さんに合った介護サービスと、必要に応じた宅配食を上手に活用して、安心・安全な毎日を送りましょう。
次回予告
次回の12話では、**両親の様子を見に行ってきました。看護師目線で見る3つにポイント!**をお届けします。
ご両親の暮らしぶりや、ちょっとした変化に気づくためのヒントを、看護師目線でわかりやすくまとめました。
ぜひ、次回も読みに来てくださいね。
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